航空会社のマイルやホテルのポイントは①サービスを使用して貯める、②対応するクレジットカードを使用して貯める、③他のポイントから移行する、以外に購入という手段があります。
ただ、ここで根本的な疑問が1つ
マイル・ポイントの購入ってお得なのか?
本記事では、その第三弾としてマリオットホテルポイントを例に検証していきます。
また、マリオットはポイントのセールスプロモーションを年に数回行っているので、過去のプロモーションがいつあったかという情報も記載します。
今後、マイル・ポイントを購入する際に少しでもお得に購入できるよう、参考にしてもらえますと幸いです。
目次
マリオットポイントの概要
マリオットのポイントプログラムは年々改悪していっているものの、
ホテル宿泊だけでなく、航空券のマイルへの交換レートも悪くない水準なので、使い勝手のよいポイントプログラムと言えます。
航空券マイルへの交換先には、ANA、JALが両方とも含まれているというのは大きなメリットです!
交換レートはマリオットポイント3ポイント⇒1マイルで、60,000ポイント移行した場合には5,000マイルがボーナスで付与(25%ボーナス)されます。
(ヒルトンポイントは航空マイルへの交換レートは悪く、ホテル宿泊以外はお得度が極端に下がる)
マリオットのプログラムの改悪がどんどん進んでいることは以下の記事にまとめています。
マリオットポイントの購入
ポイント購入ルール
- ポイント購入は1,000ポイント以上で、1,000単位
- ポイントは、1000ポイントあたり12.5ドル
- 時期によってはポイント購入が割引になるプロモーションを実施中
- 購入上限は年間5万ポイント(ボーナス期間中は10万ポイントに上限UP)
ポイントの購入単価は1ポイントあたり1.25セントということになります。
時期によっては30%OFFキャンペーンを行っており、その場合、購入単価1ポイントあたり0.96セントです。
ポイントの価値の検証
ホテル宿泊は場所、時期、ホテルのグレードによってお得度合いが変わってきますので、一つの結論を導くのは難しいですが、以下が検証結果です。
【検索前提条件】
- 2020年1月24日にマリオットのウェブサイトで検索
- 2020年6月13日(土)~6月14日(日)の一泊
- エリア:マンハッタン
- 大人1名宿泊
- メンバーレート(3日前まで予約変更・キャンセル可)
検索結果のうち、複数のホテルグレードのものをピックアップした結果が以下です。
ポイント宿泊時の手数料がホテルによって大きく異なるので、ポイント価値を計算する際に、
(宿泊費-ポイント宿泊時の手数料)/ 必要ポイント
でポイント価値を計算しました。

唯一高級ホテルのSt. Regis New Yorkのみ、
ポイント購入単価(1.25セント)=ポイント価値(1.25セント)
(30%ボーナス時ならポイント購入単価(0.96セント)<ポイント価値(1.25セント))
という結果でした。

過去半年のポイントセールスプロモーション

2,000ドル以上のポイント購入で30%OFFになるプロモーションを割と頻繁に行っています。
第一弾で紹介したヒルトンポイントのボーナス100%付与にに比べて30%OFFは地味なボーナスに見えます。
しかし、ヒルトンでは100%ボーナスの時でもポイント購入単価>ポイント価値で、ポイント購入は損する傾向にあったのに比べれば、マリオットは30%ボーナスでポイント購入単価<ポイント価値で得するケースも出てきたので、マリオットの方がユーザー目線に沿ったポイント購入プログラムを実施しているといえます。
キャッシュバックサイトの活用
第一弾のヒルトンや第二弾のユナイテッド航空と異なり、マリオットのポイントプログラムはキャッシュバックサイトの対応ではありませんでした(2020年1月25日時点)。
