マリオットホテルグループのクレジットカードは、SPGとのポイント統合、ポイントプログラムのリブランドを経て、パーソナルカード3枚、ビジネス1枚という状態になりました。
本記事では、真ん中のカテゴリーに当たるBoundless Cardをレビューしました。
あまりおすすめできないカードではありますが、久しぶりにカード作成ボーナスがUP中ということもあり、このタイミングで紹介させてもらいました。
・Marriott Bonvoy Boundless 年会費95ドル
・Marriott Bonvoy Brilliant 年会費450ドルの最上級カード
・Marriott Bonvoy Business 年会費125ドル(ビジネス系カード)
特徴
カード作成ボーナス:
75,000ポイント(3か月以内に3,000ドル使用)
2019年11月6日までボーナスが100,000ポイントにアップ中(但し、3か月以内に5,000ドル使用)です。
以下から申し込みが可能です(紹介リンクはなく、通常の申し込み画面です。)
年会費:95ドル
ポイント(1ドル使用あたり):
マリオット系列ホテル 6ポイント その他 2ポイント
為替手数料:なし
その他ベネフィット:
マリオットシルバーステータス付与(年間35,000ドル使用でゴールドステータス)
15泊分のStay Creditが毎年付与(マリオットの会員ステータスのアップに関連)
カードを更新すると35,000ポイントまでのホテルに1泊宿泊できる無料券付与
発行銀行:Chase Bank
このカードをお勧めできない理由
1⃣ ポイント還元率が低い
マリオットポイントは3ポイントがANA等航空会社の1マイルにポイント交換できるので、3で割ったものがおおよそのポイント付与率となります。
本カードでは、マリオット系列ホテルの宿泊はポイント付与率2%(1ドルあたり6ポイント付与)とそれなりの水準ではあるものの、それ以外はポイント付与率1%未満(1ドルあたり2ポイント付与)と低すぎます。
例えば、年会費無料のクレジットカードでもポイント付与率が高いものは色々とあります。
アメックスのBusiness Blue Plusカードは、全ての用途で2%のポイントが付与されるうえ、年会費は無料です。
ヒルトンのクレジットカードHilton Honors Cardは年会費無料ですが、ポイント付与率はホテル宿泊で2%以上、その他でも1%以上の付与率です。
2⃣ その他のベネフィットも魅力的ではない
シルバーステータスが付与されますが、シルバーステータスの特典は優先レイトチェックアウトくらいのもので、部屋のアップグレード等もないので、それほど旨味はありません。
年間35,000ドル使用でゴールドステータス付与とありますが、ポイント付与率の悪いこのカードで35,000ドルも使用するのであれば、他のポイント付与率のいいカードで35,000ドル使用し沢山ポイントを貯めた方が有意義だと考えます。
3⃣ Chaseの5/24ルール
Chase銀行はクレジットカードを作る人は2年以内に5枚までと厳格なルールを定めています。 このカードはChase発行のクレジットカードの為、5枚のうちの1枚とする必要がありますが、魅力の乏しいカードです。 そんなカードに5枚の枠を使用するのなら、より良いChase発行クレジットカード(サファイアカード、等)を作成した方が良いと思います。
Chaseのサファイアカードは以下の記事で紹介しています。