マリオットが新しく年会費無料のクレジットカードを発行しました。ホテル系クレジットカードはヒルトンを除いて、年会費有料がほとんどなので、無料ならとりあえず作ってみようかと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、ご注意下さい!!このカードおすすめできません。
・Marriott Bonvoy Boundless 年会費95ドル
・Marriott Bonvoy Brilliant 年会費450ドルの最上級カード
・Marriott Bonvoy Business 年会費125ドル(ビジネス系カード)
特徴
カード作成ボーナス:
50,000ポイント(3か月以内に2,000ドル使用)
年会費:無料
ポイント(1ドル使用あたり):
マリオット系列ホテル 3ポイント
旅行関連 2ポイント
その他 1ポイント
為替手数料:なし
その他ベネフィット:
15泊分のStay Creditが毎年付与(マリオットの会員ステータスのアップに関連)
おすすめしない理由
1⃣ ポイント還元率が絶望的に低い
一見、1ドル使用で1ポイント以上貯まるので、良さそうに見えますがマリオットポイントは見た目のポイント数の1/3程度の価値になります。
例えば、アメックスポイントやチェースURポイントをマイルに交換するレートは1:1が基本ですが、マリオットポイントは1マイルに対して3ポイント必要です。
従い、このカードは最も高いマリオット系列の宿泊ですら、1%の還元率しかないことになります。
2⃣ 上級カードを作成したときのベネフィットがもらえなくなる
マリオットのクレジットカードはChaseとアメックスがそれぞれ発行しています。今回の無料カードはChase発行のものですが、これを発行すると同じChaseの上級カードMarriott Bonvoy Boundless Credit Card(年会費95ドル、カード作成ボーナス75000ポイント)を今後作成する場合に口座開設ボーナスはもらえなくなります。
以下が、 Marriott Bonvoy Boundless Credit Card のオファー記載の文章の抜粋です。
特定のクレジットカードを持っていると口座開設ボーナスの対象外になりますが、その中に今回のカードも含まれています(赤線部分)。
尚、 Marriott Bonvoy Boundless Credit Card は初年度は95ドルの年会費は不可避ですが、翌年度以降は無料1泊宿泊券(1泊35,000ポイントのホテルまで)がつくので、年会費は相殺され実質的には無料です。
ホテル宿泊で付与されるポイント数はこの無料カードの2倍の1ドルあたり6ポイントです。
3⃣ Chaseの5/24ルール
Chase銀行はクレジットカードを作る人は2年以内に5枚までと厳格なルールを定めています。
このカードはChase発行のクレジットカードの為、5枚のうちの1枚とする必要がありますが、上述の通り魅力の薄いカードです。
そんなカードに5枚の枠を使用するのなら、より良いChase発行クレジットカードを作成した方が良いと思います。
まとめ
年会費無料のメリットよりも多くのデメリットが目立つカードです。
年会費無料で良いカードは他に色々とあります。
以下の記事で紹介していますので合わせてお読みください。
記事中に出てきたChaseの5/24ルール他、各クレジットカード会社のルールについてはこちらを合わせてお読みください。