子供の成長と共に、旅の難易度も変わってきます。本記事では子供が1歳〜2歳の時の旅行、一時帰国での飛行機での経験をまとめました。
また、子供が1歳2か月以降は、妻が第二子妊娠状態となり、普段以上に気にかけることが多かったです。
皆さんの旅行検討の参考になれば幸いです。
ニューヨーク→東京(1歳)
一時帰国で2回目のニューヨーク→東京の飛行機搭乗です。
帰りは家族みんなで帰ってきましたが、行きの便は妻が子供を連れて1人で先に帰りました。
妻が1人で長時間子供の面倒をみることを考慮してANAマイルを活用して、ビジネスクラスを手配しました。
航空会社:ANA
航路:JFK→東京
所要時間:14時間
座席クラス: ビジネスクラス
搭乗者: 妻、子供の2人(子供は膝上で座席なし)
その他: バシネット使用
ビジネスクラスのバシネットは、座席前方のスペース(下記の写真の赤丸部分)に設置します。


さすがビジネスクラスです。
スペースが広いのでバシネットを設置しても、居住性は全く損なわれませんでした。
気を付けたこと:
- 子供も成長し、ハイハイ、つかまり立ちができ、日中に睡眠をとる時間も短くなっているので、おもちゃ、絵本を大量に持っていきました。
- これまで同様、おむつや着替えは多めに持っていきました。
- 離乳食の時期に入っているので、機内食の離乳食が気に入らないor足りないに備えて、以前に日本で購入した和光堂の離乳食を2つ持っていきました。
結果:
- おもちゃ、絵本を多めに持っていって正解でした。
フライトは、昼前に出発する便なので、出発地の夜になるまでは、盛んに遊んでいました。 - バシネットである程度は寝てくれましたが、もうだいぶ窮屈になっており、また母親が恋しくなるのが、少し目が覚めた際に泣くので、バシネットよりも抱っこして寝る時間の方が長かったです。
- ビジネスクラスでスペースに余裕があり、CAさんも気にかけてくれるので、妻一人でのフライトでも問題はありませんでした。
ニューヨーク→マイアミ(1歳4か月)
フロリダ州マイアミへの往復でアメリカ国内線を使用しました。
航空会社:デルタ航空
航路:JFK→マイアミ
所要時間:3時間強
座席クラス: エコノミークラス
搭乗者: 妻、私、子供の3人
座席は大人2人分で、子供は膝上
使用機材はAirbus320(通路が真ん中に1本あるだけの小型機)の為、バシネット設置可能な座席はありませんでした。

気を付けた事:
- 妻が妊娠していた為、基本的に私が子供を抱っこすることを想定しました。
(念のため、抱っこひもも持っていきました。) - おもちゃや絵本を持っていき、退屈しないように心掛けました。
結果:
- 行きの飛行機では、離着陸の耳抜き目的含めて水を大量に飲み、持参していた水がすぐに無くなってしまい、CAさんから水を何度ももらったので、帰りは水を多めに機内に持ち込みました。
- この年齢になると、動きたがる、立ち上がりたがるということで、今までの年齢以上にかまってあげる必要がありかなり対応に苦労しました。
- 帰りの便では、気圧変化が気持ち悪いのか、途中から最後着陸するまで泣き止まず、大変でした。
- 周りの人が子供が泣いていても好意的で、着陸後にも後ろの列の老夫婦が優しく声をかけてくれたので救われました。
ニューヨーク→オーランド(1歳7か月)
ディズニーワールドに旅行に行く為にフロリダ州オーランドへの往復便に搭乗しました。
航空会社:デルタ航空
航路:ラガーディア→オーランド
所要時間:3時間強
座席クラス: エコノミークラス
搭乗者: 妻、私、子供の3人
前回のマイアミ往復便で成長した子供に対して大人の2座席だけではかなり大変だったので、今回は子供の分も1席手配しました。
アメリカ国内便は2歳以下の膝上は無料の為、座席を取ると費用が余分にかかることになりますが、貯めていたデルタ航空のマイルを使用して特典航空券で手配しました。
気を付けた事:
- 前回の結果をふまえて、水は多めに手荷物で持参しました。
- おもちゃや絵本を多めに持っていきました。
- 妻が妊娠中の為、基本的に何かあれば私が対応する方針としました。
結果:
- 3人分の座席を取ったことで、スペースに余裕があり、また隣の人を気に掛ける必要がないので、ストレスフリーに過ごせました。
- 2歳未満とはいえ、体が大きくなり、動けるようになってくると、座席を取った方がよいと実感しました。
- 帰りの便では、子供が半分くらいの時間、昼寝してくれたので行きの便以上に楽でした。
デルタ航空のマイレージプログラムやマイルが貯まるクレジットカードについては、以下の記事で紹介しています。
マイルを使用することで、子供の分のチケットをお金で購入するよりも心理的な負担は軽減できますので、マイルを上手に貯めることをおすすめします。
ニューヨーク→東京(1歳7か月)
VISA関連で日本に一時帰国しました。
これまでのマイアミ、オーランドへの旅行を通じて、この年齢での子供を連れての長時間フライトはものすごく大変であることが容易に想像できたので、ビジネスクラスを手配しようとしました。
行きはビジネスクラスで予約できましたが、帰りは3月最終週でおそらく日系企業の4月の定期人事異動に伴い、駐在に赴任する人がビジネスクラスを利用するケースが多いのか、空きがなく、エコノミークラスを予約しました。
航空会社:ANA
航路:JFK→東京
所要時間:14時間
座席クラス: ビジネスクラス(行き)、エコノミークラス(帰り)
搭乗者: 妻、私、子供の3人
特に帰りのエコノミークラスでは、子供の分の座席も手配したかったのですが、費用はアメリカ国内線の比ではないので、大人分しか手配しませんでした。
その他: バシネット設置可能な座席を予約しましたが、子供の体重が規定体重上限の10㎏を超えており、使用しませんでした。
気を付けた事:
- 子供の対応が大変であることは容易に想像がついたので、行きも帰りも出発地を夜に出発する夜の便を利用し、子供が寝る時間に合わせました。
(行きは羽田行き、帰りは成田発) - 機内食で提供する離乳食は月齢が低くても食べられる流動食が多いので、別途、月齢に合わせた市販の離乳食を持参しました。
(コールセンターに問い合わせましたが、2歳未満で座席を予約しないと、流動食中心のベビーミールしかサーブできないとの回答でした。) - おもちゃや絵本、水を多めに持っていきました。
結果(行きのビジネスクラス):
- ANAのビジネスクラスは、通路と座席間に扉がないので、寝るまでは子供はあちこちへ歩きたがり、それを制するのは大変でした。
尚、今後扉がある新仕様のビジネスクラスの導入が進むとの発表がされています(2019年8月時点)。
- 座席をフルフラットにして添い寝状態で寝ましたが、大人1人と幼児1人が寝るには横幅が窮屈でした。
- 寝てくれてからは、8時間程度は寝てくれたので、夜の便にして正解でした。
結果(帰りの便):
- 座席が大人2人分のみということで、正直無理だなと思っていました。
- ラッキーなことに隣の座席が空いたので、助かりました。
(搭乗時に我々の席の列で荷物を棚に載せた後で、CAさんと話し込んでいるお客さんがおり、我々の一列後ろの座席に座られたので、恐らく、幼児連れの我々の隣に座るのを嫌がり、座席を変更されたと思います。) - もし、隣に人がいたら、ちょっかい出したり、足で蹴ったりすごく迷惑をかけたと思います。
- 夜便なので、子供は途中から寝てくれましたが、エコノミークラスではスペースが小さすぎて、ずっと抱っこして寝かせることになりました。
- 地獄のように辛かった、というのが感想です。今後、日本に簡単に一時帰国はできないなと思いました。
- この時期は3-4時間程度のフライトが限界と感じました。
0~1歳の時の経験は以下の記事をお読みください。
ビジネスクラスはANAのマイルを使用した特典航空券や座席アップグレードによって乗ることができています。
アメリカ在住でもアメリカンエクスプレスのポイントが貯まるクレジットカードを使用すれば、ポイントをANAマイルに交換することが可能です。
以下の記事で説明しています。
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