低コストのインデックスファンドに積み立て投資を行うというのは、ドルコスト平均法に基づく投資手法の1つで米国株投資ブロガーのパイオニア的存在のたぱぞうさんが紹介されています。
私は2018年1月以降、確定拠出年金を通じて毎月27,500円をMSCI KOKUSAIに連動する運用成績を目指す外国株式型のインデックスファンドの購入に充てています。
(MSCI KOKUSAI: 日本を除く先進国株価を指数化したもの)
毎月の積み立て続けた結果はどうだったのかを、インデックスファンドの積み立てに興味を持たれている方の参考になれば幸いです。
運用成績(8月末)
評価益は前月比から26,717円減少
+8,576円
利回りベースでは1.77%と寂しい数値でした。
5月末の評価益6,347円が7月末で35,293円と拡大していたものが、全て吹き飛び振り出しに戻った感じです。
原因は、米中貿易摩擦が再燃し、株式相場全体が急落を見せた為です。
以下が主な指標の騰落率ですが、NYダウ、S&P500、ナスダックは3指標共に1.7%を超える下落を見せました。
また、為替が円高に振れたことで、ドルベースの運用を行うインデックスファンドの評価にマイナス寄与しました。
日本を除く先進国の株式の指数連動のファンドということで、株式やETFの中でも安定型の値動きを見せるタイプの投信と思いますが、それでも値動きのボラティリティは大きいです。
9月5日現在は相場の回復もあり、評価益は11,489円にまで上昇しましたが、戻りはまだ鈍いと感じており、景気後退懸念が強まる等、今後の相場には注意が必要です。
但し、相場が高いときも低いときも愚直に積立続けることで、同じ拠出金額でも低いときの方が投信の取得枚数が増えるので、結果取得単価は低い側に収斂され、負けにくいというものがドルコスト平均法による投資手段の考え方かと思いますので、相場に一喜一憂せずに、この積み立てを継続していきます。
補足情報
以下がこのインデックスファンドの組み入れ比率です。
世界の時価総額のマジョリティーを占めるアメリカの株式組み入れ比率が高く、Top10はネスレを除き、全てアメリカ企業です。
私の投信は企業型確定拠出年金用ですが、同じくMSCI KOKUSAIに連動した運用成績を目指す投資信託としては、以下の2つがあります。
MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 三菱UFJ投信 上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI) 日興アセットマネジメント |
米国株ブログやツイッターでは、米国株の組み入れ比率が100%のVTIやVOO等ETFがよく話題に上りますが、米国100%よりは分散させたいという方にはちょうどよい投資候補ではないかと考えています。
企業型確定拠出年金については、以下の記事で解説しています。
※本記事は投資を推奨するものではありませんので、投資の判断は自己責任の元、行ってください。
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