アメリカで銀行口座を良いプロモーションの時に開設すると数百ドルのボーナスが得られることは紹介済みですが、ボーナスを得るには一定条件をクリアしなければなりません。
本記事では、条件をクリアして得られるものと、条件をクリアする為に失う機会損失を計算し比較し検証してみました。
目次
口座開設ボーナスの所定条件
銀行によって違いはありますが、よく見かける条件は以下です。
Checking口座
- 毎月●千ドル以上のDirect Deposit(給与振込、等)が3ヶ月間あること
- 条件達成で300ドルボーナス
Saving口座
- 2万ドル以上の残高を最低90日間維持すること
- 条件達成で200ドルボーナス
検証結果
Checking口座について
給与口座を指定するのみなので、所定条件達成に関して機会損失は発生しません。
Saving口座について
所定条件達成の為に、数ヶ月もの間資金が拘束されてしまいます。
その為、この拘束された資金を他で運用した場合の運用収入が機会損失になります。
そこで、条件達成の為に預けるSaving口座とリスクが同じ(=リスクゼロ)オンライン専業のハイイールドのSaving口座(Wealthfront)と比較をしてみました。
Wealthfrontは預金金利が2.51%ありますが、私がボーナスを得る目的で2万ドル預けているBank of Americaは預金金利はたったの0.04%しかありません。(預金金利は2019年6月4日時点)
累計利息収入 | 口座開設ボーナス | ||||||
1か月後 | 2か月後 | 3か月後 | 4か月後 | 5か月後 | |||
利息収入 | 0.04% | $0.7 | $1.4 | $2.1 | $2.7 | $3.4 | $200 |
2.51% | $41.9 | $83.8 | $125.8 | $167.9 | $210.1 | $0 |
3ヶ月分の比較であれば、まだ口座を開設してボーナスを得た方が得られる金額は大きいです(但し、口座開設の手間を考えると微妙)。
口座開設をした後、Bank of Americaから届いた手紙には、 「3ヶ月2万ドルの残高を維持したら、200ドルボーナスを差し上げます。ボーナスは3ヶ月経過後、2ヶ月以内に口座に反映されます。」と記載がありました。
仮に最大値である5ヶ月後にボーナスを得られるとすると、何もせずにWeakthfrontのSaving口座に預けていた方が得られる収入は多いことになります。
ハイイールドSaving口座の預金金利の高さと福利効果を改めて改めて実感する結果となりました。
オンライン専業のハイイールドSaving口座については、こちらを合わせてお読みください。
結論
- 資金が拘束されないタイプの条件での口座貝開設は特にデメリットはないので、今後も良いボーナスがあれば口座開設する。
- 資金が拘束されるタイプの条件での口座開設は基本的にやらない。
今の2倍くらいボーナスがもらえる(仮に2万ドルを3か月預けるなら400ドル)なら検討の余地あり。