アメリカ、特にニューヨークの物価はとても高いです。
マンハッタンのレストランの値段は何でも日本の2倍くらいする印象です。
そんな中で唯一、ステーキについては、日本より安くてお得と感じてます。
また、日本の霜降りと違って熟成肉の赤身中心で胃もたれしないのが気に入っています。
本記事ではプライベートや仕事の会食で様々なステーキハウスに行った経験から、ニューヨークでのおすすめステーキハウス5店舗を紹介します。
ニューヨーク旅行等でステーキハウスに行かれることを検討している方は、参考にしてください。
目次
アメリカのステーキの特徴
- 霜降り肉ではなく、赤身肉の熟成肉がメインです。
- 主なステーキの種類

リブアイ:
ジューシーで味の濃い、脂身も十分な部位。ステーキの王道。
サーロイン:
赤身肉の凝縮した味わいと脂身のジューシーさも併せ持つ部位。牛の腰上部
フィレミニョン:
フィレ肉のうち、腹部内側(前側)の比較的細い先の部分。
1頭の牛に占める割合はわずか3%程度と貴重。脂肪はほとんどない。
全部位の中で最も軟らかい肉質。
ポーターハウス:
T字型の骨つき肉、Tの字で肉が分かれている。
片方がサーロインに近く、もう片方がフィレミニョンに近い肉質。
フィレミニョンが1/3以上を占めるものをポーターハウス、それ未満をTボーンステーキという。
ポーターハウスは2人前、3人前、4人前といった形で注文し、テーブルでシェアします。
- 焼き加減
◎レア(Rare)
周辺は焼けているが、内部はほぼ生に近い。
◎ミディアムレア(Medium Rare)
レアとミディアムの中間。肉の内部温度をタンパク質の変質が起こる境界の65℃程度まで温める焼き方。表面はしっかりと焼かれる一方、中心部は生に近い状態。
◎ミディアム(Medium)
肉の中心部をタンパク質の変性が起こる程度の温度まで加熱する。内部はピンク色。
◎ミディアムウェル(Medium Well)
ミディアムとウェルダンの中間。ほぼ全体が焼けているが内部は鈍いピンク色。
◎ウェルダン(Welldone)
中心部まで火が完全にとおっている状態。
お店でおすすめの焼き加減は?と聞くと大抵ミディアムレアと回答されます。
私も基本ミディアムレアを注文します。
実際の肉への火の通り具合は店によってばらつきがありますが、一度ミディアムを食べた時は、火が通り過ぎてパサついてるように感じました。
- お肉の大きさ
重さの単位の一つオンス(oz)表記です。
1ozは約28グラム。
フィレミニョンで8oz程度、リブアイで16ozくらいが一般的なサイズです。
16ozといえば、450グラム超になり、その大きさにびっくりしますが、霜降りと違って赤身肉中心のアメリカのステーキは胃がもたれることなく食べることができます。
おすすめステーキハウス5選
ベンジャミン ステーキハウス&ベンジャミン ステーキハウスプライム
(Benjamin Steak House & Benjamin’s Steak House Prime)
- https://www.benjaminsteakhouse.com/
- 2006年創業。
- Bnjamin Prelvukaj氏とBenjamin Sinanaj氏がオーナー。
- 熟成肉(ドライエイジドビーフ)のステーキを扱うお店。
- オーブンで焼き上げる為、オーブンから取り出された熱々のお皿でサーブされます。
- また、取り皿もあらかじめ暖かく温められたものがサーブされます。

- ベンジャミンステーキハウスプライムはステーキのほか、シーフードグリル料理にも重点を置いた店。
- この2つのお店は入り口が異なっており、41thストリート側の入り口がベンジャミンステーキハウス、40thストリート側の入り口がプライムです。
- ターミナル駅であるグランドセントラルから徒歩5分程度で行きやすい立地です。
- いつ行っても賑やかで、アメリカ人の話す声は大きいので、常にガヤガヤと騒がしい感じで、とても活気があるお店です。
- ベンジャミンプライムステーキハウスの2階は静かで広々とした空間の為、小さい子供連れに最適です。
- 2階に上がる小型エレベーターがあるのでベビーカーでも大丈夫です。
- 日本にも六本木と京都に進出。
- 予算の目安(70~100ドル、アルコール含まず)



ピータールーガー ステーキハウス
(Peter Luger Steak House)
- https://peterluger.com/
- ニューヨークで最も有名と言っても過言ではない。
- アメリカのステーキハウスで唯一のミシュラン一つ星
- 1887年創業。
- ブルックリンのウィリアムズバーグ(もう一店舗ロングアイランドのマンハッタンからかなり遠い店舗がある)。
- 熟成肉(ドライエイジドビーフ)のステーキを扱うお店。
- 現金もしくは、ピータールーガー発行のクレジットカード払いなので、実質的に現金払いのみ。
- かつては電話予約のみだったのでHISなど旅行会社が予約を取るオプションサービスを行っていたほど。
- 2019年2月からウェブ予約に移行し、45日前からの予約が可能となった。
- 予約はかなり埋まりやすく、45日前に予約するくらいの気持ちがでいた方がよい。
- 予約の際はクレジットカードの番号が必要だが、これは来店しなかった場合のペナルティが引かれる為のみであり、来店時の支払いは上述の通り基本現金支払いです。
お札をたくさん準備して行って下さい。 - 誰もが知る店舗で、この店に行ったことがあるというのは話のネタにもなるので、一度は行くことをおすすめします。
- 予算の目安(70~100ドル、アルコール含まず)



スパークス ステーキハウス
(Sparks Steakhouse)
- https://www.sparkssteakhouse.com/
- 1966年創業。
- ミッドタウンイーストのグランドセントラル駅近く。
- 熟成肉(ドライエイジドビーフ)のステーキを扱うお店。
- おすすめは、プライムサーロインステーキやフィレミニョンステーキです。
- 肉の表面はしっかり目に焼かれており、そのザクっとした食感と中のミディアムレアのしっとりとした 肉質が良いコントラストです。



- また、肉だけでなく、高級ワインも楽しめます(500種類くらい取り揃えているそうです)。
- 店内は無数の絵画が飾られ、とても趣があります。
予算の目安(70~100ドル、アルコール含まず)

キーンズ ステーキハウス
(Keens Steakhouse)
- http://www.keens.com/
- 1885年創業。マンハッタンの中心部ミッドタウンにある有名店。
- 熟成肉(ドライエイジドビーフ)のステーキを扱うお店。
- 熟成ポーターハウスステーキが名物ですが、マトンチョップもすごい美味だそうです(マトンはまだ食べれていません)。

- 予約はすぐに埋まるので取り辛いです。
- 店内の天井には所狭しと無数のチャーチワーデン・パイプが飾られており、中には米大統領だったセオドア・ルーズベルトやハーバート・フーバーのものがあります。

- ステーキが木の皿でサーブされる為か、オーブンから熱々の皿の状態でサーブする店に比べて焼き加減は他の店よりレアよりのように思いました。
- 予算の目安(70~100ドル、アルコール含まず)

マエストロ ステーキハウス
(Maestro ‘s Steakhouse )

- https://www.mastrosrestaurants.com/Locations/NY/New-York/
- カルフォルニア州を中心に米国内に多数の店舗を構えるステーキハウス。
- ニューヨークは1店舗のみ。
- 店内にピアノがあり、生演奏が行われるので、騒がしい雰囲気のお店。
- 前菜の MASTRO’S SEAFOOD TOWERはジャンボシュリンプやロブスター等を選択でき、ドライアイス付きのタワーで出てくるので、ステーキに向けて気分が高揚すること間違いなし。

- ステーキのメニューには、トマホークと呼ばれる、40oz(1キログラム超)の巨大骨付きステーキがある。
- 予算の目安(70~100ドル、アルコール含まず)
他にもウルフギャング(Wolf Gangs Steakhouse)、ストリップハウス(Strip House )等、美味しい有名店はありますが、私がここで挙げた5店舗は、もう一度行きたいなという感想が強かったお店を基準にしました。
ステーキハウスでの注文方法
- 最初のオーダーで飲み物、前菜、メインディッシュ(ステーキ)、サイドディッシュを注文します。
- 前菜:
✔サラダ、スープ、厚切りベーコン、シュリンプカクテル、生牡蠣などがあります。
✔一皿のボリュームが多いので、基本的にはシェアするのを想定された方がよいです。サラダ一皿だけでかなりのボリュームなことが多いです。
✔スープはシェアし辛いので、一人で召し上がられれば良いと思います。
✔とにかくステーキを空腹で食べて満たされたという場合、前菜を頼まないのもありです。 - ステーキ:部位、焼き加減の説明の通りです。
- サイドディッシュ:
✔こちらも前菜同様シェアする形にした方が良いです。
✔ポピュラーなサイドディッシュは、クリームドスピナッチやアスパラガスのグリルです。 - コーヒー・紅茶、デザート:
✔食後にウエイターが注文を取りにやってきます。
✔無理に頼む必要はなく、頼まない場合はお会計をお願いしましょう。
ニューヨークグルメシリーズ
ニューヨークグルメ記事はこちら
最後に
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