ANAが2019年より導入を進める新ビジネスクラス『The Room』
俳優の西島秀俊さんのCMで見て、なんだか凄そうだなと思っていましたが、日本への出張の際に乗ることができました。
The Roomはどんな感じか?、旧ビジネスクラスとの比較?
以下でご紹介致します。
目次
新ビジネスクラスの概要
The Room、その名前の通り、座席入口部分のドアを締めることができ、ほぼ個室となるので、プライベート感の高い空間を実現しています。
旧ビジネスクラス(ボーイング777や787の欧米路線)は、ドアのない座席仕様だったので、これは一番大きな変更点です。
この空間は、前向きと後ろ向きの座席を交互に配置することで実現しています。
このThe Room、JALのSky Suite(すみません、乗ったことはないです)の写真と比べても、とても広く見えます。
また、旧ビジネスクラスでは、プライベート感を出すために、隣の席顔が見えないような作りになっていましたが、これは家族旅行には、不向きでした。
The Roomでは、真ん中の2座席は、電動で上げ下げできるパーティションで区切られている為、プライベート感を調整をすることが可能で、家族旅行にも適しています。
尚、The Roomの総合監修は新国立競技場の設計者でもある有名建築家「隈研吾」氏だそうです。
導入路線
2020年1月現在、東京-ロンドン便、東京-ニューヨーク線で導入済み。
時間帯によって機材がThe Roomではない旧機材の場合があるので、予約画面で、The Roomと書かれているか要チェックです。
2月には東京-フランクフルト線でも一部導入が開始される予定です。
The Room搭乗体験
フルフラットになる座席
旧ビジネスクラスに比べて座席幅が広いので、フルフラットにした時もベッドの幅がワイドです。
2019年3月に1歳7か月の子供を連れて旧ビジネスクラスに搭乗しましたが、子供と添い寝するには幅が狭かったです。
新ビジネスでは子供との添い寝がかなり楽になるだろうなと感じました。
肝心の寝心地ですが、座席がベッドになるということもあり、ベッドパッドも敷きますが、硬いなと感じました。
その為、寝心地がとても良いとまでは感じませんでした。
今後、ベッドパッドが改良されればいいなと思います。
24インチスクリーン
大画面での映画、TV、eBookなどを楽しむことができます。
画面サイズの大きさはビックリしました。
ANAアプリと機内エンタメの連携
新機能です。
ANAアプリ内にエンターテイメント機能「MY SKY CHANNEL」により、
- 搭乗前にも機内の映画などのエンタメリストを確認できる。
- お気に入りリストを作成可能。
- 作成したお気に入りを機内エンタメ設備に同期可能。
- スマホをコントローラとして使用可能。
- 映画等を見ている時でもスマホで次の映画を探したりでき、セカンドスクリーンとして使用可能。
また、早送りや早戻しが、ストリーミングの動画を見る時のように、スライダーを左右に動かして好きなところから再生できたり、「10秒戻し」や「30秒進む」の機能が配置されました。
今までのものは2倍速、4倍速、8倍速、等にするもので細かな操作が聞きませんでした。
HDMIのプラグ
電源ケーブルやUSBケーブルのプラグの横にHDMIケーブルもありました。
ただ、機内アナウンスでHDMIケーブルは使用不可というアナウンスがあり、どのように活用できるのかは不明です。
食事について
食事は、The Roomになったからと言ってこれまでから変化はありませんでした。
ニューヨーク-成田便の場合、
1回目の食事
和食と洋食から選択可能。
洋食はメインを3種類から選択可能
まのすけは、洋食でメインを牛フィレステーキにしました。
好きな時に注文可(1回目の食事以降)
カレーライス、うどん、ラーメンやフルーツ、ヨーグルト等を注文することができます。
まのすけはビジネスクラス搭乗時は、一風堂ラーメン、濃く極まる味噌『大地』を注文。
2回目の食事
1回目よりは軽めの食事。
和食と洋食から選択可能です。
羽田-ニューヨーク便の場合、
1回目の食事
和食と洋食から選択可能。
洋食はメインを3種類から選択可能。
日本を離れるので、今回は和食にしました。
色々と手の込んだ、多品目の料理に舌鼓を打ちました。
お供は日本酒です。
デザートは、CAさんがカートで周ってきて、複数種類の中から好きなだけ選べるのですが、モンブランをお願いしたら、「抹茶のケーキ(1月限定)も美味しいのでお腹に余裕があればぜひ召し上がってください。」とおすすめされたので、誘惑に負け、スイーツ二つ食してしまいました。
好きな時に注文可(1回目の食事以降)
また、一風堂ラーメンを注文。
今度は、空の上のトンコツ「そらとん」でした。
2回目の食事
1回目よりは軽めの食事。
和食と洋食から選択可能なんですが、惹かれなかったので、軽食メニューから個別に注文しました(トンコツラーメンと同じ)。
へんてこな組み合わせですが、親子丼、コーンスープ、ヨーグルトを注文しました。
茅乃舎野菜スープもあり、そちらの方が親子丼には合ってますが、以前に飲んだことがあるので、飲んだことがないコーンスープを選んだんです。
まとめ
The Roomはプライバシー面、快適さ、広さ等、今までのビジネスクラスを遥かに凌駕する座席でした。
今後も、導入路線が増えていくことに期待しています。
ファーストクラスも新しくなり、『The Suite』という名称がつけられています。
搭乗した際に、ファーストクラスの座席を見ましたが、The Roomをはるかに超える画面サイズが印象的でした。
まるでプライベートシアターみたいです。
ビジネスクラスに乗る為に
The Roomを紹介したわけですが、一番大事なそれに乗る為に何をすべきかということを最後にお伝えします。
私が搭乗したのは出張で、自分でチケットを購入したものではないですが、2020年1月20日に一時帰国でまのすけ妻と子供は、The Roomに乗ります。
これは、ANAのマイル特典航空券で手配したもので、マイルを活用することで、普通に買うと往復70万円はするANAのビジネスクラスに、燃油サーチャージと空港税のみ自己負担するだけで乗ることができます。
アメリカ駐在生活でも、積極的にANAマイルを手に入れることは可能で、Amexのクレジットカードで貯まるMRポイント(メンバーシップリワードポイント)を1:1でANAマイルに交換することができます。
MRポイントが貯まるクレジットカードは、
- アメックスプラチナカード
- アメックスゴールドカード
- アメックスグルーンカード
- アメックスビジネスブループラスカード
等があります。
以下の記事でカードの特徴を紹介してますので、参考にしてもらえれば幸いです。
また、ビジネスクラスのチケットをプレエコ+αくらいの値段で買える方法がありました。
あらゆる機会で活用できるのかはわかりませんが、参考までにどうぞ。