年に一度、8月後半から9月に前半にニューヨークで開催される全米テニスオープンの観戦についてご説明します。全米テニスオープンは、主に予選、公開練習(キッズデー含む)、本戦に分かれていますが、本記事ではアーサーアッシュキッズデーという子供向けイベント開催日の公開練習の見学についてまとめました。
目次
会場へのアクセス
全米テニスオープンの会場は、ロングアイランドのフラッシングという地区にあります。
付近にはニューヨークメッツの本拠地シティフィールドもあります。
車の他、電車では地下鉄7番線とロングアイランドレールロード(LIRR)の2つの電車で行くことが可能です。
7番線
マンハッタン内は42th Street沿いを東西に走る路線で、ターミナル駅としてはGrand Central Stationがあります。
Mets-Willets Pointという駅が会場への最寄駅で、Grand Central Stationからは15駅程度あります。
駅から会場へはボードウォークの通路が整備されていました。
運賃は、片道3ドル(メトロカード使用で2.75ドル)とリーズナブルです。
LIRR
マンハッタンはNY Penn Stationのみ停車します。
最寄り駅は地下鉄と同じ Mets-Willets Point ですが、よりテニス会場に近いです。
地下鉄に比べて価格は高く、運行本数と多くはないですが、Penn Stationまで2駅15分ほどで着くので、沢山の駅に停車する地下鉄より楽で早いです。
電車運賃はピークタイム、オフピークタイム、週末価格と分かれていおり、平日の朝夕の通勤ラッシュ時の運賃は9ドルと一番高く、週末の会場→マンハッタンは4.5ドルと安くなるなど、同じ電車なのに運賃はかなり変わります。
座席は、特急・急行電車のような仕様です。
駐車場は会場への到着時間によっては、混雑してなかなか駐車場所が見つからないこともあるので、電車の方が確実です。
アーサーアッシュキッズデーとは?
予選と本戦の谷間の土曜日(2019年は8月24日)に行われる子供向けのイベント開催日。
施設内の各地で子供向けのイベントが開催される他、選手が公開練習を行っており見学が可能です。
メインイベントは、決勝戦も行われる一番大きなアーサーアッシュスタジアムでの歌手の演奏や有名選手のパフォーマンス。
アーサーアッシュスタジアムのイベントのみチケット購入が必要ですが、それ以外は無料なので、イベントに興味がなければ、チケット購入は不要で、無料で1日楽しめます。
子供がまだ小さいので、公開練習見学目的で行ったので、アーサーアッシュスタジアムのイベントには行きませんでした。
公開練習とは?
選手が時間を区切って、各コートで練習しています。
有名選手同士の練習もあれば、選手とコーチやサポートチームのみでの練習の場合もあります。
有名選手を練習とはいえ、無料かつ、間近で観戦できるうえ、通常の試合観戦に比べてサインを貰える可能性が高いのが、特徴です。
大人子供、沢山の人がサインを貰おうと虎視眈々とチャンスを伺っていました。
公開練習のスケジュール
公開練習は、会場の掲示板で予定表が公開されているのに加えて、全米テニスオープンのウェブサイトでも公開されています。
リンクは2019年のものなので、大会が終わると見れなくなるかもしれませんが、グーグル検索で「US Open practice」と検索すれば、辿り着けます。
好きな選手や応援したい選手がいれば、早めに行って良い席を確保しましょう。
サインをもらう為に準備するもの
サインしてもらうものとマジックペンを準備しましょう。
サインしてもらうものは人それぞれで、帽子だったり、色紙だったり、ボールだったり、人それぞれですが、メジャーなものとして会場で売っている巨大テニスボールがあります。
値段は49.99ドルと高額ですが、全米オープンのロゴ入りで、沢山の人が持っており、一つのボールに色んな選手のサインをゲットしようとします。
マジックペンは、ボールに付属していますので別途購入する必要はありません。
練習見学❶キャロライン・ヴォズニアッキ選手&アシュリー・バーティ選手
ルイ・アームストロング・スタジアムという、アーサーアッシュの次に大きなスタジアムで、両者の練習を観戦しました。
本命はこの次のノバク・ジョコビッチと錦織圭の練習見学でしたが、早めに行って良い席を取りたいので、この練習カードの途中からスタジアムに行きました。
ヴォズニアッキは元女子世界ランク1位、バーティも女子全仏オープン優勝経験があり、2019年8月時点の女子ランキングは1位の大坂なおみに次ぐ2位の実力者です。
豪華な組み合わせです。
テニス観戦をしたことがなかったので、どこだったらサインもらえる可能性が高いだろうかと悩みました。
選手のベンチがある側の方が観客席とコートの間の段差もほとんどなく、サインを貰えそうな感じでしたが、そちら側は日差しがガンガン降り注いでおり、2歳児と1ヶ月の赤ちゃん連れの我々は敬遠し、一度は壁がある反対サイドの日陰に腰を下ろして見学しました。
しかし、やはりこちら側ではサインを貰える可能性は低いだろうと考えて、反対サイドに移動しました。
移動したのは、赤丸のあたり
前から2列目に座れたので、選手はすごく近かったです。
ちなみに、観客の多くがサインもらえるか機会を窺っているので、コートチェンジなどの際に、人が最前列に集まったりしますが、サインをするのは練習終了の時のみです。
警備員が出てきて、座席に戻るように促されます。
そして、いよいよ練習終了。
2列目ということもあり、最前列は難なく行けました。
あとは選手が来てくれるのを信じて待ちます。
2歳児を片腕で抱えて待つのはキツかったですが、バーティ選手が来てくれ、サインをゲットしました。
サイン用のマジックもバーティ選手が自分で持ってきてました。
だいたい20人くらいにサインしたという感じでした。
ヴォズニアッキのサインの方が欲しかったのですが、入り口に近い側のハーフコートに荷物を置いており、遠い側にまでわざわざ来ることはなく、出口に行くまでの何人かにサインをして出て行きました。
練習見学❷ノバク・ジョコビッチ選手&錦織圭選手
今回の練習見学の本命です。
私達の座席側に錦織が荷物を置き、ジョコビッチは反対側のスタジアム出入り口側に荷物を置きました。
前の練習でバーティが結構サインしてくれていたので、錦織のサインは貰えるのではと期待を抱きながら、2時間程度の練習を見学しました。
ベースラインあたりの座席なので、選手が近い!
試合ではないものの、こんなに近くで選手を観れるのは最高でした。
2歳児と1ヶ月の赤ちゃん連れなので、ずっと落ち着いて練習見学できるわけはなく、妻は授乳したり、私は2歳児の方を散歩させたりしながら練習の終わりを待ちました。
練習が終わり、いよいよその時が訪れました。
最前列に行き、2歳児を抱えながら、錦織が来てくれるのを待ちますが、ベンチに座ってコーチと話しており、なかなか立ち上がりません。
そして、ようやく立ち上がったと思ったら、そのまま出口の方に歩いて行ってしまいました。
めちゃくちゃショックでした。
結局、出口に近いあたりで3人くらいにサインして出て行きました。
ジョコビッチは、荷物が出口に近い側なので、私達の方までわざわざ来るまでもなく出口を出るまでの何人かにサインをして出て行きました。
サインを貰うのには、コートへの出入り口側が良いということを実感しました。
練習見学❸大坂なおみ選手
ルイアームストロングスタジアムの外で昼食を取り、大坂なおみの練習を見る為に少し早くスタジアムに戻ってきました。
前の組の練習があと20分という時間だったので、ついでにサインがもらえたらと思いましたが、前の方の列に空きはなく、2人の子連れでは機動力が劣るので、望みは薄く、一応、私一人でトライしましたが、大混雑で前の方に行くことはできずサインゲットならずでした。
機動力の劣る小さな子供連れは、座席のポジショニングで勝負するしかないと悟りました。
大坂なおみが登場し、練習を開始。
当初は、前から15列目くらいの位置でしたが、観戦中に前の方に空きができると、積極的に座席を移りました(子連れなので大変でしたが)。
2回の移動で2列目まで来て、ここなら何とかいけそうかなと思って観戦していたら、前が2つ空き、最前列に来ることができました(場所は赤丸のあたり)。
大坂なおみまで遮ぎるものがありません。
練習が終了し、いよいよサインタイム!
我々と反対側のコートにも行くなど、すごく沢山の人にサインして回ってました。
我々家族のところにも来てくれて、サインを貰いました!
100人くらいにサインしたと思います。
それでも貰えない人もいるわけで、私の隣の人も貰えていませんでした。
2歳児を片腕で抱えてたのがアピールになったのかもしれません。
さらにおまけが一つ。大坂なおみの練習相手をしていたコーチ?スタッフ?が練習で使用したボールを1つくれました。
サインがあるわけではありませんが、大坂なおみが実際に使用したボールとサインが貰えて、めちゃくちゃバッピーな気持ちになり、ジョコビッチと錦織のサインが貰えなかったことは吹っ飛びました。
我が家はこれから大坂なおみ推しです。
その他のサインゲットのスポット
コート以外にもサインを貰えるスポットがあります。
練習を終えた選手が通る通路です。
アーサーアッシュスタジアムと練習コートの間の赤い星印のエリアです。
大坂なおみ選手の練習見学が終了した時で3時半過ぎ、2人の子供を抱えての疲労感は半端なく、ちょうど上の子が寝たので、帰路につくことにしましたので、実際にサインを貰いに行っていませんが、選手が来たらサインを貰おうと人だかりができていました。
※タイトル以外では、選手名の後に”選手”と付けるのは省略させて頂いております。
ニューヨークのスポーツ観戦は以下でまとめていますので、合わせてお読みください。
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