ニューヨークとその近郊には、様々なプロスポーツチームのスタジアムがあります。メジャーリーグ(野球)、NFL(アメフト)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)の米4大メジャースポーツはもちろんのこと、準メジャースポーツとして定着したサッカーも観戦することができます。
また、シーズンイベントとしては、サッカーの欧州上位チームがプレシーズンマッチを戦うインターナショナルズチャンピオンズカップ(7月後半~8月初旬)やテニスの全米オープン(8月後半~9月初旬)もあります。
また、各競技は一年の中でプレーするシーズンが異なっています。
野球は3月末〜9月、アメフトは9月〜2月、バスケは10月〜6月、アイスホッケーは10月~4月、サッカーは3月~10月。
年中通してプロスポーツの観戦が可能です。
本記事では、ニューヨークとその近郊のプロスポーツチームを紹介します。
目次
プロスポーツチーム本拠地分布地図
まずはいきなりですが、全プロスポーツチームの本拠地分布図をご覧ください。
大半のチームはマンハッタン内には拠点を構えておらず、その近郊に拠点を構えています。以下で、各チームを紹介しています。
メジャーリーグ
2チームがマンハッタン近郊に本拠地を構えています。 日本人プレイヤーが出場する試合では観戦客の日本人比率が高くなります。 特に2018年5月27日のヤンキース―エンゼルス戦は、ピッチャー田中将大とバッター大谷翔平の投げ合いだったので、 すごい数の日本人の方が観戦されてました。
ニューヨーク・ヤンキース
説明不要の超名門チーム。松井秀喜、黒田博樹、イチロー、一応、井川慶がかつて在籍し、田中将大がプレーするスターチームです。
拠点はマンハッタンを北に抜けたニューヨーク州ブロンクスにあるヤンキー・スタジアム。
ニューヨーク・メッツ
ヤンキースよりは戦力や知名度では劣るものの、野茂英雄、新庄剛志、松井稼頭央、松坂大輔などがかつて在籍したチームです。
ニューヨーク・ヤンキースとはリーグが違いますが、交流戦で対戦機会がありサブウェイシリーズと呼ばれています。
ご近所のライバルチーム対決ということで、ファンもエキサイトしがちです。
拠点は、ニューヨーク州クイーンズにあるシティフィールド。
NFL(アメフト)
アメリカと言えば、アメフト!
ニューヨーク近郊にはニューヨーク・ジャイアンツとニューヨーク・ジェッツがおり、両チームともにニュージャージー州イーストラザフォードにあるメットライフスタジアムを拠点にしています。
NBA
フィジカルの化け物達が戦う場所。
ダンクシュート、ロングスリーポイントシュート、アリウープの応酬は、ルールや選手がわからなくてもエンターテイメントとして面白いです。
ニューヨーク周辺では以下の2チームが本拠地を構えています。
ニューヨーク・ニックス
マンハッタンの中心にあるマジソン・スクエア・ガーデンを本拠地にしていることもあり、注目度の高いチームです。
近年は成績が低迷気味なのが残念なところ。
観光客含めて世界中から観戦者が押し寄せることもあり、チケットはブルックリンネッツに比べてかなりお高いです。
ブルックリン・ネッツ
ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズセンターに本拠地を置いています。
チーム名のネッツは、バスケゴール(ネット)を意味し、創設時に同じニューヨーク市にあったメジャーリーグのメッツとNFL(アメフト)のジェッツと韻を踏んでいるそうです。
NHL(アイスホッケー)
氷上の格闘技、アイスホッケー。
壁にぶつかり、選手同士がぶつかり合い、乱闘が起きるなど、他の競技では見られない荒々しいプレーが魅力です。
ニューヨーク周辺には3チームが本拠地を構えています。
ニューヨーク・レンジャーズ
NBAのニューヨーク・ニックスと同じマジソン・スクエア・ガーデンを本拠地にしています。
アイスホッケーもマジソン・スクエア・ガーデンのチケット代は他のチームより高いです。
ニューヨーク・アイランダース
NBAのブルックリン・ネッツと同じバークレイズセンターに本拠地を置いています。
ニュージャージー・デビルス
ニュージャージー州ニューアークにあるプルデンシャルセンターに本拠地を置くチームです。
ニューヨーク周辺のチームのくくりに入れると、ファンに怒られそうですが、New York Penn Station(マジソン・スクエア・ガーデンがある場所)からNJ Transitという電車で20分のNewark Penn Stationから徒歩ですぐなので、紹介しました。
MLS(メジャーリーグサッカー)
2007年にデビッド・ベッカムがロサンゼルス・ギャラクシーに移籍して以降、欧州のスタープレイヤーがキャリアの晩年をこのリーグでプレーすることで人気プロスポーツとして定着してきました。
ニューヨーク周辺には2つのサッカーチームがあります。
ニューヨークシティ FC
イングランドプレミアリーグの強豪マンチェスターシティ80%とニューヨークヤンキース20%出資のチームで2015年にリーグに参入しました。
2015年はフランク・ランパード、アンドレア・ピルロ、ダビド・ビジャの元欧州トッププレイヤーが在籍していましたが、ランパードとピルロの引退、及びビジャのヴィッセル神戸への移籍で2019年はスタープレイヤー不在の状態なのが寂しいです。
現状はヤンキー・スタジアムでプレーしています。
ニューヨークレッドブルズ
ニュージャージー州ハリソンにあるレッドブルアリーナを本拠地にしています。
かつては、アーセナルやフランス代表で活躍したティエリ・アンリも在籍していました。
シーズンイベント
インターナショナルズチャンピオンズカップ
欧州競合のプレシーズンマッチで、7月後半~8月に複数チームが米、豪、アジアなどに分かれて試合を行います。
ニューヨークでは、毎年メットライフスタジアムで1~2試合、レッドブルアリーナで1試合(付近がポルトガル系移民の街なので、ポルトガル強豪ともう一チームの対戦)が組まれています。
私は、2016年のレアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘン、2017年のユヴェントス対バルセロナをメットライフスタジアムで観戦しましたが観客は8万人を超えていました。
2018年はユヴェントス対ベンフィカをレッドブルアリーナで観戦しました。
欧州の一流プレイヤーが観られるので、サッカーファンにはたまらないのですが、一方プレシーズンマッチでチーム構築の最中なので、レギュラークラスの出場時間が短かったり、若手をどんどん試すので、シーズン中のタイトルをかけた緊迫した試合にはクオリティが遠く及ばないのが、残念なところです。
テニス全米オープン
2018年は大阪なおみ選手が優勝しました。
セリーナ・ウィリアムスを圧倒した決勝戦はすごかったです。
毎年8月中旬~9月前半に開催されます。
私は赴任1年目の時に、いつでも観に行くチャンスがあると思ってスキップしたところ、2年目に子供が産まれ、3年目は日本に帰っており、そして4年目になる今年は第2子が生まれる予定なので、観に行くチャンスを失っています。
スタジアムは、ニューヨーク州クイーンズにあり、メジャーリーグのニューヨークメッツのスタジアムが近いです。
観戦チケットの買い方はこちらの記事で説明しています。合わせてお読み下さい。
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