【超プレミアムシート】テニス全米オープンをイブニングセッションチケットで仕事後に観戦

USオープン

テニス全米オープンの本戦を観戦して来ました。仕事での招待だったので、夜7時以降の試合を観戦できるイブニングセッションチケットを利用しての観戦です。一番のメイン会場であるアーサーアッシュスタジアムで前から9列目くらいの座席。超がつくプレミアムな座席での観戦ということで期待は高まるばかり。

目次

会場へのアクセス

全米オープンの会場はニューヨーク州ロングアイランドのフラッシングという地区にあります。

マンハッタンからの公共交通機関でのアクセスとしては、地下鉄の7番線又はロングアイランドレールロード(LIRR)の2つの手段があります。

7番線

マンハッタン内は42th Street沿いを東西に走る路線で、ターミナル駅としてはGrand Central Stationがあります。

Mets-Willets Pointという駅が会場への最寄駅で、Grand Central Stationからは15駅程度あります。

駅から会場へはボードウォークの通路が整備されていました。

運賃は、片道3ドル(メトロカード使用で2.75ドル)とリーズナブルです。

LIRR

マンハッタンはNY Penn Stationのみ停車します。

最寄り駅は地下鉄と同じ Mets-Willets Point ですが、よりテニス会場に近いです。

地下鉄に比べて価格は高く、運行本数と多くはないですが、Penn Stationまで2駅15分ほどで着くので、沢山の駅に停車する地下鉄より楽で早いです。

電車運賃はピークタイム、オフピークタイム、週末価格と分かれていおり、平日の朝夕の通勤ラッシュ時の運賃は9ドルと一番高く、週末の会場→マンハッタンは4.5ドルと安くなるなど、同じ電車なのに運賃はかなり変わります。

座席は、特急・急行電車のような仕様です。

駐車場は会場への到着時間によっては、混雑してなかなか駐車場所が見つからないこともあるので、電車の方が確実です。

チケットの種類

チケットは、観戦する時間帯で2種類あります。

時間帯

  • Day Session
    午前11時~開始の日中の試合を観戦できるチケット
  • Evening Session
    午後7時~開始の夜の試合を観戦できるチケット

そして、観戦できるスタジアムに応じて4 種類のチケットがあります。

  • アーサーアッシュスタジアム
    一番メインのスタジアムでランク上位を中心にプレーが組まれる、アーサー・アッシュ・スタジアムを指定席で観戦可能。
    その他、ルイアームストロングスタジアム、グランドスタンドスタジアムは自由席エリア、屋外コートで観戦可能。
  • ルイアームストロングスタジアム
    二番目に大きなルイアームストロングスタジアムを指定席で観戦可能。
    その他、グランドスタンドスタジアムの自由席エリアと屋外コートで観戦可能。
  • グランドスタンドスタジアム
    グランドスタンドスタジアムの指定席、及び屋外コートで観戦可能。
  • グラウンドパス
    屋外コートのみ観戦可能。

アーサーアッシュスタジアムの超プレミアム席とは?

シートマップで濃青色の部分、Courtsideはいわゆる、一階席というもので、コートから座席までが非常に近いエリアです。

今回、縁あってこのエリアで観戦することができたのですが、そのチケットの値段は1座席400ドル!!

チケットを所有している会社に話を聞いたところ、その会社は何十年も前からその座席をシーズンチケットで購入しているそうですが、ウェイティングリストにはCourtsideのチケットを入手したい、たくさんの個人や企業が待っているので、一度手放すと二度と手に入らない可能性もあるとのことでした。

そして、企業や資産家がシーズンチケットとしてこのエリアのチケットを購入しているので、一般の個人の観戦者が、Courtsideで観戦するには、シーズンチケット保有者がリセールチケットとして売りに出しているものを買うしか手段がありません。

出品者次第ですが、価格はチケットのオリジナルプライスの400ドルより高くなりがちです。

試しに2019年9月2日(月)のイブニングセッションのチケットをTicketmasterで検索したところ、800ドルや1000ドル、中には2000ドルという値段でリセールチケットが販売されていました。

イブニングセッションは覚悟が必要

超プレミアムな座席で全米オープンを観戦。

プレミアムな座席での観戦に文句言うなと怒られそうですが、イブニングセッションの試合観戦はタフさが求められる部分があり、よく考えて観戦を計画した方が良いです。

イブニングセッション① ヴォズニアッキ選手 VS コリンズ選手

イブニングセッションの1試合目は女子の試合が行われます。
午後7時からの開始予定ですが、日中の試合の進行によって時間はずれます。
今回は、午後7時20分頃に試合が開始しました。

ヴォズニアッキは、2010年、2011年に世界ランク1位になったこともある29歳のデンマーク人。現在は世界ランク19位。

コリンズは、4大大会優勝経験はなく、全豪オープンのベスト4がこれまでの最高成績の25歳。アメリカ出身。

ヴォズニアッキに格下のコリンズが挑む形です。

試合は、第1セットはヴォズニアッキのミスに加えて、コリンが良いショットを放ち、コリンが取りましたが、徐々にヴォズニアッキのプレーの精度が上がり、第2、3セットをヴォズニアッキが連取して勝利という結果でした。

私にとって、人生初の生の試合観戦で最初は新鮮でしたが、どちらかを明確に応援する気持ちにならないニュートラルな試合を見続けるというのは、気持ちの盛り上がるもなく、途中で飽きてきてしまいました。
(会場全体もあまり盛り上がっていませんでした)

その為、試合途中でアーサーアッシュスタジアムからルイアームストロングスタジアムに移動し、話題の若手の試合を観戦しました。

ルイアームストロングスタジアム3回戦Cori Gauff選手 VS Tímea Babos選手

Cori Gauff選手(以下は、愛称であるココ選手と記載)は今、大注目の若手です。

2019年の全英オープンは15歳3か月という史上最年初での本選出場を果たすだけでなく、本戦1回戦でヴィーナス・ウィリアムスを破る大金星を挙げました(4回戦敗退)。

ココ選手がアメリカ出身ということもあり、試合は彼女のプレーに大盛り上がり

実際の試合映像は以下のESPNのYoutubeリンクをご覧頂ければわかりますが、彼女のプレーでスコアが入るたびに会場内は大歓声が沸き起こっていました。

こういう試合は会場の一体感もあり、観ていて楽しかったです。

ただ、相手選手のことを考えると完全アウェイで可哀想でしたが。

この日を勝利で納めたココ選手ですが、2日後に4回戦では大坂なおみ選手と対戦。

大坂なおみ選手が6-3、6-0の貫録勝ちでココ選手の全米オープンは終了しましたが、まだ15歳ということで今後の成長が楽しみな選手です。

イブニングセッション② チリッチ選手 VS スティーブ選手

さて、イブニングセッションの2試合目は男子の試合です。

対戦カードについて当日ショックなことがありました。

当初、この枠はナダル選手の試合を予定しており、私も非常に楽しみにしていたのですが、日中に対戦相手が棄権したため、ナダル選手は不戦勝となっているりました。

その為、試合は行われず、当然、ナダル選手がコートに姿を現すことはありませんでした。

代わりにルイアームストロングスタジアムでプレー予定だったチリッチ選手対スティーブ選手の試合がアーサーアッシュスタジアムにスライドしてきましたが、ナダル選手とは格は大違いなので、残念すぎました。

チリッチ選手は2014年に全米オープン決勝で錦織選手を破って全米王者になったことがあるので、覚えている方も多いと思います。

身長2メートルのビックサーバーで、180㎝あるスティーブ選手が小さく見えてしまします。

スティーブ選手は、28歳のドイツ人で、最高ランクは70位台ですが、現在は270位程度でした。

ランク差から一方的な展開になるかと想像していましたが、スティーブ選手はストロークが非常にうまく、時折ミスを目立つチリッチ選手から1セット奪いました。

その後も拮抗した展開でしたが、地力で勝るチリッチ選手が残り3セットは勝ち取り、チリッチ選手の勝利で終えました。

試合開始は午後9時50分頃で試合終了は午前0時50分でした。

テニスは試合展開にも寄りますが、1試合2時間~3時間かかるので、午後7時以降で2試合観戦するというのは、深夜までかかる可能性が非常に高いです。

私の場合、0時の電車は乗れなくて、次の午前1時の電車に乗ろうとは決めており、試合途中であっても帰る考えでしたが、なんとかぎりぎり試合終了まで見届けることができました。

また、プレミアムなチケットと言っても、座席自体は固いプラスチックの座席なので、座り続けるのもお尻や腰が痛くなってきて辛かったです。

贅沢を言ってはいけませんが、今後テニスを観戦する際は、対戦カードが大事。

応援したい選手が出る試合かどうかは重要であることを実感しました。

今後、自分でテニスのチケットを購入する場合は、対戦カードを意識し、その1試合のみを観戦するというぐらいの目的で行くよう心がけようと思います。


選手のサインをもらえる可能性が高い、全米テニスオープンの公開練習の見学は以下でまとめていますので、合わせてお読みください。

USオープン

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