【海外在住者でも開設可能】Wise(ワイズ、旧Transferwise)で銀行よりもお得に海外送金

『Wise(ワイズ)』は銀行よりも安いコストで海外送金ができるサービスです。

特に日本国外在住者は、

  • 外貨での車など大きな出費の為に、日本円を送金
  • 為替を見て、日本円や外貨保有高を調整
  • 海外での資産運用
  • 駐在帰任などによる外貨資産を日本円資産に変換

などで、海外送金の機会を使う機会があると思います。

駐在生活において、日本円をドルに換えて送金しなければならないイベントが発生しなかったので、これまで海外送金を考える機会はなかったのですが、米国株投資を始めたことがきっかけで、円高の際には日本円をドルに換えてアメリカで運用するのも一手かと思い海外送金について考え始めました。

ワイズを知ったのは、Twitterでしろくまさんがアカウント開設から送金までの一連の状況をツイートされていたからでした。

私もしろくまさんと同じように海外送金をしてみようと思い立ち、トランスファーワイズを実際に使用してみたところ、簡単に日本の円預金からアメリカの自分の口座へのドル送金を完了することがきました。

Special thanks, しろくまさん

以下で詳細をご紹介します。

ワイズについて

【会社概要】

  • 2011年創業
  • 本社はロンドン
  • 従業員1200名以上。
  • 海外送金サービスを展開。取り扱い通貨数は49。
  • 4百万の顧客を抱え、1か月あたり30億ポンドもの送金を取り扱っています。
  • 日本では、2016年9月からサービス開始(資金移動業者として関東財務局に登録済み)
  • 2017年に三井物産とWiLが同社のシリーズEの資金調達に参画し、出資したと日経新聞が報じていました。
  • 送金手数料が銀行に比べて最大8倍安い、と同社ウェブサイトで唄っています。

 

【送金の仕組み】

同社の送金の仕組みは非常にユニークです。

なぜなら、実質的には”お金を海外へ送金していない”からです。

日本からアメリカに送金したい場合を例に挙げます。

  1. ユーザーはワイズの日本の銀行口座に日本円を振り込み
  2. ワイズのアメリカ法人がユーザーのアメリカの銀行口座にACHで振り込み

という流れでユーザーの日本円がアメリカにあるユーザーの銀行口座に移ります。

リアルなお金のやり取りは、日本→日本、アメリカ→アメリカと分断されており、実際に振り込んだ円がドルに交換されて送金されているわけではありません。

 

以下、Wise社の公式動画もご覧ください。

 
 
【手数料は安いのか?】
 
実際に使用してみた感想としては、銀行での海外送金やPaypal等の銀行以外の他の送金手段と比較しても安くなると申し上げられます。
 
但し、ワイズのウェブサイトで書かれているような最大8倍安いという程の差はありません。
 
  ワイズ 銀行
為替レート

ミッドマーケットレート(為替取引の「買い」値と「売り」値の中間)

→最も公正なレート

銀行が独自に定めるレート

→為替手数料が上乗せされるので、ミッドマーケットレートよりは確実に不利なレート

送金手数料

ドル送金の場合、送金額の0.41%程度

銀行による

例)三菱UFJ銀行のインターネットバンクの場合、同じ銀行の本支店・現地法人あて2,500円、他行あて3,000円

 
 

アカウント開設~送金完了まで

実際に、ワイズでアカウント作成し、日本円をドルで送金完了するまでの流れをご紹介します。

①日本円or米ドルの金額を入力すると、自動的にもう片方の金額が表示されます。

今回、私の場合は「205,000円」を入力。

すると、手数料差し引き後で「1,907.94ドル」を受取人が受け取ると表示されました。

(尚、初回取引時はレートがこの段階では確定しない為、本人確認書類の確認が済んで確定した際には、ドル受取額は1910.27ドルになりました。)

手数料は、1,012円(※紹介コードの利用で初回の送金手数料が818円値引きされた金額)でした。

②以下の選択肢が出てきました。

「個人アカウント」を選びます。

③個人情報入力欄に個人情報を入力します。
 
④送金先の選択肢が出てきました。
 
今回は自分宛だったので「自分自身」を選択しました。
 
⑤日本の住所と受取銀行の口座情報を入力します。
 
 
⑥初回取引なので、本人確認書類の提出を求められますので提出可能なものを選び、次のページで写真をアップロードします。
 
 
 
 
⑦マイナンバー関連書類の提出を要求されます。
 
馬之助
現在、日本に居住していないを選択しました。
 
すると、同意を求める画面に進むので、「同意して、次へ進む」をクリックしました。
 
 
⑧簡易書留による住所確認のプロセスに進みます。
 
⑨送金の目的を入力、利用規約の確認を行います。
 
⑩入金方法の選択画面です。
 
選択できるのは、「銀行振込」のみでした。
 
選択すると、振込先口座の情報が表示されますので、ご自身の銀行口座からこの口座に振り込みます。
 
コウテイくん
自分にではなくワイズに振り込むというのがちょっと不安
 
いわとびセンセイ
ワイズは資金移動業者として登録しており、供託金を預けるなど、行政の監督下におかれているのは安心材料かな
 
 
「振り込みました」をクリックするとこの画面に進みます。
 
⑪申し込みの翌日に、トランスファーワイズから本人確認書類の確認が済んだので、登録住所に簡易書留を送るというメッセージが来ました。
 
1週間弱で簡易書留が届き中には4桁のアクティベーションコードが入っています。
 
 これを、Verificationのページに入力します。
 
 
⑫これで必要な手続きは終了です。
 
2日ほどで、アメリカの銀行口座にACHで1,910.27ドルが振り込まれました。
 
 
受取銀行側でも何も手数料が発生しませんでした。
 
受取手数料は受取銀行やお金の振り込まれ方によるので、よく確認しておく必要があります。
 
例えば、今回はChase銀行の口座を使用しましたが、同行HPの受取手数料欄には、
 
ACH:無料
Wire Transfer:15ドル
 
とありました。
 
もし、ワイズの振り込みがWire Transferだったら、15ドルの手数料が発生していたことになります。
 
馬之助
Chaseの取引履歴でACHの文字を見つけるまで、15ドル取られるんじゃないかと不安でしたが大丈夫でした。その後、4回送金を行いましたが、いずれも手数料は発生していません。
 

アカウント作成

紹介リンク経由のお申込は以下からどうぞ。

初回500ドルまでの送金手数料が無料になります。

 

トランスファーワイズの活用法

ワイズには為替レート保証という機能があります。

一部通貨を除き、申込後48時間まで、申込時のレートを保証するというものです。

(尚、初回取引時は本人確認が済むまでレートは固定化されません。)

これによって何が可能かというと、

  1. 急いでいない送金であれば、為替に大きな影響を与えそうなイベント(米国のFOMC、等)前に送金手配。
  2. イベント通過後にもっと有利な為替レートになっていれば、インベント前の送金申込はキャンセルして新たに送金手配を行う。
  3. イベント通過後に申込のレートより不利な為替レートになっていれば、申し込み済みのレートで送金を進める、といった応用が可能です。

馬之助
今まで5回送金しましたが、毎回、送金予約を入れた後、こまめに為替レートを確認し、レートがより良いものになっていたら新しい予約を入れ、前の予約をキャンセルし、できるだけ良いレートを狙って送金を行いました。もちろん、予約のキャンセルで手数料は発生しません。

 

但し書き
 申込時から送金完了までの間に5%以上、為替レートが変動した場合には、送金をキャンセルし、顧客に資金を返還できる権利がワイズにはあります。

 

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馬之助
お読みいただきありがとうございました。アメリカ生活における便利なアプリ・サービスについての記事も合わせてお読みください。

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3 件のコメント

  • 日本に居住していない場合、簡易書留による住所確認のプロセスについてはどのように対応したのでしょうか。
    実家の住所などを記入していますか?

    • 実家にしました。
      パスポート裏面に実家住所を記載したものを提出。
      その住所に簡易書留が送られますが、本人限定郵便ではないので、郵便局員さんとのやり取りは「●●さんのお宅ですよね?」「はいそうです。」程度のものだったようです。

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