家庭の収入や支出を手軽に管理できる便利な家計簿アプリ、日本ではマネーフォワードなどが人気ですね。残念ながら、アメリカの銀行口座やアメリカのクレジットカードは連携できませんので、アメリカ生活においてはアメリカの家計簿アプリが必要になります。
目次
Mintとは?
PFM(Personal Financial Management、)いわゆる、家計管理のサービス、及びアプリです。銀行口座やクレジットカードなどのアカウントを連携することで、自動的に日々の支出や収入を記録し、口座の残高を確認することができます。
費用は無料です。
誰が展開するサービス?
Mintを展開するのは、 Intuit社というアメリカで圧倒的シェアの会計・税務ソフトウェア・クラウドサービス企業です。世界でも最大手で、ナスダック上場企業です。
Mintは元は同社名のベンチャー企業が展開していましたが2009年にIntuit社が買収し、同社の看板ブランドになったものです。
また、2014年に「請求・支払いを一元化し統合的に管理できるアプリ」のFinTech企業であるCheckを3億6000万ドルで買収しMintに統合。
これにより請求書をMintから支払ったり、クレジットスコアのモニタリング機能も追加され、機能に富んだ非常に使いやすいアプリやサービスに仕上がっています。
Mintでできること
- 銀行口座残高やクレジットカードの使用残高の管理
ウェブサイトやアプリの最初の画面(OVERVIEW)では、各銀行口座の残高やクレジットカードの使用額を確認することができます。
また、各口座をクリックすれば、個別口座ごとの支出や収入項目を見ることができます。
- 日々の支出、収入の管理
メニューからTRANSACTIONSを選択すると、日々の支出や、収入を見ることができます。
支出、収入のカテゴリーは自動的に入力されますが、正確ではないこともある為、変更できます。
- クレジットスコアの確認
メニューからCREDIT SCOREに進むとFICOスコアを見ることができます。
またFICOスコアを構成する各要素に関する評価も見ることができる点が優れています。
- クレジットカード等の支払スケジュール
BILLSというメニューからクレジットカードやインターネット使用料など、アカウント連携しているサービスの支払い期日と支払い額を確認することが可能です。
- 月次の予算設定
BUDGETSのメニューでは、支出カテゴリー(衣服、飲食、交通費、等)別に毎月の予算を設定できます。予算を超えて支出があった場合、自動的にメールやアプリの通知で知らせてくれるので、使い過ぎを防止できます。
- 過去の支出の分析
TRENDSというメニューからは過去の支出の分析を行うことができます。
期間を定めてその期間にどのカテゴリーでの支出が多かったのか振り返ったり、特定の月同士を比較することができ、家計の改善につなげられます。
アカウント連携方法
便利な機能を使うためには、銀行口座やクレジットカード、インターネット回線などのアカウントをMintに連携させる必要があります。
1⃣上部の黒帯のメニューから+ADD ACCOUNTSをクリックすると以下の画面に進みます。
連携したいサービス名を検索したり、アイコンがある場合はそれをクリックします。
2⃣例えば、Chaseをクリックしますと以下の画面が表示されます。
Sing inをクリックすると別ウインドウでChaseのログイン画面が開きます。
3⃣この画面で、ご自身のログイン名、パスワードを入力すれば、アカウントの連携は完了です。
アカウント連携の不安
銀行口座のログイン名やパスワードを入力することに不安を感じられる方もいるかもしれませんね。
Mintの説明には以下の記載がありました。
OAuthという仕組みでアカウント連携を行っていますが、ログイン名やパスワード入力は銀行等、それぞれの外部企業のウェブサイトで行うので、Mint側でユーザーのログイン名やパスワードは保持しておらず、Mintは銀行などからデータを参照するのみであると。
同様のサービスは日本でもマネーフォワードが展開していますし、私は特に抵抗ありませんでした。
しかも無料ですので、活用しない手はありません。
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