【マイホーム購入を悩まれている方へ】駐在・転勤にとなった時のマイホーム賃貸の経験談④

マイホーム賃貸2年目は無風で過ぎました。自動的に入ってくる家賃収入、確定申告も初年度で経費の扱いは理解しており、また初年度より費用項目は少ないので簡単です(唯一、不動産取得税が2年目に発生した点が初年度にはなかった経費です)。ところが、3年目にまさかの展開が待っていました。

目次

想定外!賃借人の中途解約

2017年5月、管理会社より不吉な一方が届きました。
現在の賃借人が中途解約して6月末で退去する、との連絡でした。
5年間借りてくれることを想定していたのでかなりショックでした。
2年3か月なので想定していた期間の半分未満です。

ちなみに定期借家法での規定は以下の通りです。

床面積200㎡未満の居住用の建物については、借主さんが「転勤・療養・親族の介護」等のやむを得ない事情によってその契約を維持する事が困難な場合には、中途解約の申し入れができます。この場合、申し入れの日から1カ月の経過で契約は終了となります。

賃貸契約書に関して、当時は渡航の準備で多忙すぎたこともあり、中途解約条項まで注意深く見ていませんでしたが、大京・穴吹不動産のフォーマットには中途解約が可能という特約が入っていたんです(仮に入ってなくても、賃借人から要求されたかもしれませんが)。

その為、契約に従い、6月末での解約となりました。

賃貸の再募集

気持ちを切り替えて再度募集の開始です。

管理会社の大京・穴吹不動産からは家賃10%減の提案での管理契約更新書類が送られてきましたが、家賃は維持することにしました。

その理由は以下です。

  • 大京・穴吹不動産の書面には、新築ではなくなったので、引き下げてはどうかいうことで家賃の10%減額とありましたが、恐らく慣例的にいつもそういうことを提案しているだけと感じました。
  • 日本のマンション販売価格は新築、中古共に引き続き上昇しており、今の相場では購入したくないファミリー層が借りてくれると思いました。
  • 賃貸相場も、例えば私が渡米前に住んでいた1LDKの賃貸物件は、私が借りていた当時より値上げして新たに入居者がついていたので、賃貸相場も渡米前の2016年より上がっており、家賃を現状維持のレベルなら問題無いのではと考えました。

募集中って不安ばっかり募って精神衛生面で良くなかったです。

夏に引っ越しするような人はいるのだろうか、とか、今回の条件で借りてくれるような人はいるのだろうか、とから、、、

不動産賃貸業を本格的に展開されている方は、凄いなと思いました。

2週間ほどして、1件申込みが入ったと連絡がありました。

条件交渉

仲介会社が申込者を実際の部屋に案内した結果、入居を決めたいがいくつか要望を受けました。

【要望】

  1. リビングしかエアコンが付いていないが、全部屋に設置してもらえないか
  2. 契約期間を募集要項にある2年8カ月から3年8カ月に1年長くしてもらえないか
  3. 家賃を少し安くできないか

要望1 エアコンの追加設置

この要望は受けることにしました。
仮に自分が賃貸物件を探す時も、エアコンの有無って重要だとは思ったからです。

ビックカメラや価格ドットコムのオンラインで注文して、管理会社の担当に設置工事は立ち会ってもらえばよいと考えていましたが、物件特有の事情からエアコン設置工事は苦労しました。

マンションの配管や室外機置場のスペースの兼ね合いで、2つの洋室に関して、エアコン2台を1つの室外機で動かず、マルチエアコンというタイプを求められていたからです。
(マルチエアコンについては、パナソニックHP参照)

この場合、エアコンもマルチエアコン対応の機種が求められるので、一般的に取り扱っている会社が少なく、ビックカメラやヨドバシカメラでは取り扱いがありませんでした。

マンションの管理会社経由で業者見積を取りつつ、絶対高いと思っていたので、インターネットで検索しまくった結果、一つの業者にたどり着きました。

世界電器株式会社

すごい名前です。
この会社は、オンラインでの見積もり依頼が可能だったので、見積もりを取りました。

結果、マルチエアコン用室外機1台、エアコン2台と通常の室外機とエアコン1セット、及びその設置工事費で25万2千円という見積もりでした。

これは、管理会社経由で見積もりを取った金額より10万円弱も安い金額でした。
(機種は同じ)

管理会社任せでの無用なコストアップは避けないといけません。

しかも、会ったこともない個人(しかも海外在住)からの依頼にも関わらず、工事後に請求書発行での銀行振り込みでした。

世界電器さんのおかげで無事にエアコンを設置できました。

要望2 賃貸契約期間を1年長くする

これはとても悩みましたが、この要望も飲むことにしました。

私もいつかは日本に本帰国する立場であり、当初の募集要項の契約期間2年8カ月が満了する時期は、駐在5年を終えた時期にあたり、本帰国の可能性はかなり高まっています。

それを1年長くするとなると、本帰国してもマイホームに居住できるのに長い期間待たなけれればならないリスクが高まるので、正直1年延ばしたくはありませんでした。

ただ、1年延長希望の理由がお子さんの幼稚園卒園のタイミングであった為、この要望は、入居を決める重要ファクターになりそうと判断し、承諾しました。

要望3 家賃を安くしてほしい

これはお断りしました。

上述の家賃設定でも書いたように、家賃は維持なら十分良い水準と考えていたからです。

また、「家賃安くならないか?」って、多くの人がダメ元で聞くものだと思ったので、これが入居希望を取り下げる要因にはならないだろうと判断しました。

結果、無事に入居が決まりました。
ただ、契約書のやり取りの際に、入居者本人ではなく、入居者の勤務先(法人)が契約したいという要望が出てきました。

法人に貸すと何か変わるのでしょうか!?

その⑤に続きます。

【マイホーム購入を悩まれている方へ】駐在・転勤にとなった時のマイホーム賃貸の経験談⑤

2019-08-13

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【マイホーム購入を悩まれている方へ】駐在・転勤にとなった時のマイホーム賃貸の経験談③

2019-08-07

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